新潟造船自転車部活動日誌

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2019ツールド福島第三戦「あぶくま洞ヒルクライムステージ」参戦記

渡邊です。

 

8/25の日曜日に、福島県田村市で行われたツールド福島第三戦「あぶくま洞ヒルクライム」に夫婦で出場してきました。今回は旅行とレースレポートをお届けします。

 

前日の土曜日に会場周辺を観光したり、試走したりする予定でしたが仕事が有り、午前中出社して対応。午後帰宅してからの移動となりましたので、到着したのは17時半。もう日も暮れるくらいの時間となり、車で試走。

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前日試走は大事です。

宿についてから30分だけ自転車で走り、前日のチェックを済ませ、宿で温泉と食事をした後、天文台で有名な場所であり、夜の天体観察ツアーを行っている「星の村天文台」へお出かけ。残念ながら雲が厚く、木星が見れる予定でしたが見れず。代わりに七夕の彦星である琴座の「ベガ」を大型の望遠鏡で観察。今度は晴れてるときに来てみたいですね。

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温泉と夕飯で疲れを取ります。

翌日は朝が早いため、6時には会場で準備。ローラー台をセットしてアップ開始です。8時から大会はスタートとなりますが、天然記念物指定されている「あぶくま洞」へ至る急坂がコースとなっており、非常にきついコースです。今回は5.4km、標高差350m登坂の第一ステージと5.1km、標高差350m登坂第二ステージの2回戦式で、総合タイムが一番少ない選手の優勝です。スタート地点が標高450mくらいである為、8月とは言え朝は涼しくて快適です。

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ローラー台でアップをします。

渡邊は最上位のアスリートクラス、妻は女子クラスへ出場です。アスリートクラスは年間シリーズとなっており、全7戦で行なわれる「ツールド福島」シリーズとなっています。順位によってポイントが獲得でき、年間優勝者は賞金100万円を獲得する事ができます!ゆえに参加者のレベルが相当にハイレベルであります。今回はヒルクライムという事と、現在ポイントリーダーの中央大学はインカレに出場しており、ここは一気にポイント差を縮めたい所です。中央大学には日本代表選手がいたり、今回の強豪はプロ選手が居たりと強敵ばかりです。

 

渡邊の所属する実業団チームのメンバー7名と参加し、いよいよスタートです。作戦は最初の脚を見合ってるうちに逃げてしまおう、と言う物。集団戦に持ち込ませない為に最初から飛ばします。チームメイトと共に3人で前半を逃げます。しかし20%の斜度の登りが始まり、朝のアップから体が冷えてしまい、ここでまだ体が温まっておらず苦しい。渡邊はやせて居るので、すぐに冷えるのです、その代わり暑さに強い。

 

7名程度の先頭集団となり、そこからチームメイトがさらに攻撃。集団がばらけ、1人が抜け、それを追う6名の展開。しかしここで遅れてしまい、7位となる。こうなればここから前にプレッシャーを与えながら、ペースを乱さないように徹します。ハイペースについていけなくなった選手2名が脱落し、5位になり前を追いかけます。前も気が付いてペースを上げる為、なかなか縮まらず。そして残り500m地点で、後ろからの追走から力を残していた選手が追い付いてきて、交わされゴール。第一ステージは6位16:07でフィニッシュしました。

 

1位の選手はヒルクライムレースで数々の優勝を上げている人で、プロを抑えて14:40と言う異次元の速さ。2位とも30秒リードを広げました。第二ステージで私がトップとの差を縮めなければならないのは1分27秒、実に厳しい!妻は見事3位でゴールし、第二ステージに望みを繋ぎます。

 

一度下山し、第二ステージのスタートを待ちます。地元の方々の手作りのプラカードでの応援など、暖かいおもてなしがうれしいですね。9時を回り、ぐっと気温が上がってきて、自分にいい条件となってきました。アップを直前まで行い、準備万端です。クライマーと呼ばれる山に強い人たちと違い、ロードレース主体の人であれば、2回戦制などあまりないので、チャンスはあるはずです。1位は無理でも3位までにはくい込みたい。3位との差は30秒です。

 

第二ステージは平坦1kmからの登りです。平坦はチームメイトが先頭で攻め、自分は3番手につけます。平坦直後の急坂から1位の選手が攻撃を開始します。それに追走する6名。第一ステージの上位6人と、チームメイト1人です。自分もさっきより体が動くので必死に食らいつきます。しかし、1位の選手は圧倒的に速い。2位の選手も流石プロ、間をあけられながらも付いていきます。3位~6位が集団で私の前20mほどに。後ろにも3名ほど10mほど後ろを走って居ます。心が折れそうですが、一番最短距離だが、一番斜度がきついインを攻めて食らいつきます。

 

自分もきついのですが、インを走る分、ゆるアウトを走りたい選手は追いつくのに苦労しますし、前との距離も縮まります。後ろとの我慢比べにまず勝利し、後ろの選手はあきらめました。前から1人が落ちてきて、自分の後ろにつきます。落ちてきたという事はきついという事です。インを攻める攻撃を続けると、次第に離れていきました。

 

しかし前にはまだ三名。3人いると、3人がペースを維持しようと走るので、単独の私より圧倒的に有利です。1人はチームメイトなので、こちらに協力してペースを落としてほしいですが、レースに夢中で気が付かない様子です。先ほど入賞圏外だったのでセオリーであればチーム優先なのですが、困りました(笑)

 

残り1kmまでにあと少しまで肉薄します、しかしここで気が付いた一人がアタック。抜け出していくペースに2位の選手と同チームの外人が付いていき、チームメイトが千切れました言わんこっちゃない。このアタックが決定的となり、千切れたチームメイトを追いかけ、あと一歩詰められず6位でフィニッシュ。しかし第一ステージ5位だった選手が千切れたので、5位の可能性も。

 

妻は同じく3着でゴールし、3位を確定しました。頂上ではかき氷が振舞われ、熱くなった体を冷却です。こんなにおいしいかき氷は無いですね!

表彰式会場でリザルトをチェックすると、なんと5位と1秒差以内で逆転できず!あと1秒、残念ですがそれでも6位入賞で表彰です。表彰を待つ間に、参加者への振る舞いとして、名物の「じゅうねんうどん」じゅうねんとはエゴマの事のようです。冷やしダレが美味しい!そして人気のコロッケや飲み物のサービス。おまけに「あぶくま洞」の入洞券まで!せっかく来たのですから観光しない手はありません。 

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お腹が空いたので本当においしい。

表彰式では、自分がかつていわき市に長く居た時の自転車友人達が多く、入賞者もおり、懐かしい顔ぶれと話を出来て楽しいひと時を過ごしました。

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二人でダブル入賞です。

表彰後は夫婦であぶくま洞観光です。

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天然記念物あぶくま洞

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中は真っ暗で涼しい。

一年を通して15℃程度であるという事で、とても涼しい!そして暗く狭い!ヘルメットがないと結構不安です。安全意識は大事ですね!鍾乳洞の大きさに二人で感動しました。

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ライトアップもありました。

外に出ると空気が美味しい!

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天文台です。

そして福島県を後にし、自宅へ帰宅。無事に帰宅し、次のレースへ思いを馳せ、また明日からの仕事の為に早めに就寝としました。

 

自転車レースに参加しながら、観光が趣味ですが、まだまだいろいろなところに行ってみたいと思いました。

 

それでは。