第18回 JBCF(実業団) 石川サイクルロードレース
渡邊です。
7/14 日曜日に実業団のレースに参加してまいりました。石川と言っても能登半島ではなく、福島県石川郡の石川です。白河とか郡山とか、その近くの当りになります。
近くには日本三大桜「三春の滝」等もあったりします。
この石川ロードレース。過去2015年より参加しており、2016年ではアマチュア最高峰クラスにおいて、当時ヨーロッパプロから帰国した現プロ選手や、同格の選手と優勝争いをし、3位になった思い出の大会であります。2017年は仕事で出れず、2018は病気で出れず、なんと現在カテゴリーはアマチュア最下層のE3です。(プロはP、アマチュアはE1~3まで3段階あります)一定数のポイントを有していないと降格されてしまうので一からやり直しです。
今年3月のレースにも出る予定でしたが、なんと風邪で走れず。
それからしばらくは実業団レース以外があったりで、中々実業団レース参加が無く、今年初の実業団レースです。
今回で3位以内であればE2昇格できるのでなんとしても上がりたいところです。
13日のうちに移動し、妻も一緒に来ており、途中茨城~石川までの山間部をドライブ気分で楽しみました。二人で試走し、終えたところでちょうど雨。レースは雨予報ですが、今日濡れたくないのでナイスタイミングでした。
白河に宿を取りましたので、妻と白河ラーメンを食べたりして、小旅行気分です。レースだけではなく、観光なども楽しみたいですよね。
14日は朝から本降りの雨。会場へ移動し、渡邊が所属する実業団チーム(イベント運営会社の所有するチームに渡邊は所属しています。)と合流。雨の中テントを設営し、準備を進めます。ローラー台でアップし、いよいよ出走です。
雨のレースは先日の全日本選手権も同じでしたが、ここは何度も走り熟知しているコースの為危険個所は予測済。それでも雨のリスクを避ける為、最初から攻撃して、できれば独走で勝つことを目標にしました。
スタート同時に一人で飛び出し、集団を置き去りに先行します。危険な下りやコーナーは一人で走るほうがリスクは少なくなります。危険個所をクリアして、アップダウンのコースに入ると集団も見逃してはくれず、追いついてきました。
ここからは常に集団の先頭でかわるがわる交代して、常に前をキープします。
今回は13kmのコースを3周回、40kmで争われる為、比較的ペースが速いです。E3とは言え舐めてはいけないな、と一度戦略を練り直します。
2周目に入り、集団の前にいる人の顔が決まってきました。つまりこの中で強く、入賞に絡んでくるのが10人程度と予測できます。他は後ろについているだけで精一杯の選手ばかりです。
下りを活かしてスピードを上げ、集団を休ませません。強い選手達でペースを牽引します。勝負所であるゴールまで4km手前から始まる登り区間。ここを超えたらあと1周です。先頭で走る渡邊に思わぬトラブルが発生します。
なんと変速が出来なくなりました。渡邊の使用する自転車の変速システムは電動シフトです。電動アシストではありません、使用禁止です。ボタン一つでシフト操作が出来る最高峰のコンポーネントなのですが(1式で40万ほどします)、どうやら電気的トラブルです。充電はまだあったはずでしたが、前後共に変速不可能なので、考えられませんが雨による浸水でしょうか。渡邊は3世代にわたってこの電動コンポーネントを使用してきました。(7970、9070、9150と3年ごとに最新型になります。)こんなトラブルは初めてです、とは言っても壊れることはあったので理解もできます。
おそらく新潟県選手権で転んだ際に、ダメージが有り、そこから湿気でも入ったのでしょうか。悔しいですが、変速できなければ集団のペースについていくことは到底できません。あと一周の所で遅れてしまいます。昇格出来ないなら辞めてしまおう、と思いましたが、妻の人が道路わきから「あきらめるなー!」と応援してくれました。
その声に思い起こし、せっかくだから完走はしようと走り続けます。そうしたらなぜでしょう、突然変速が出来るようになりました。すこし集団から空いてしまいましたが、もう一度復帰する為に追いかけます。しかし、一人の力ではやはり追いつけず、あとは千切れた選手数名をパスし、単独17位(91人中)でレースを終えました。
なんとも不完全燃焼に終わり、不満が残るレースでした。しかし、雨の中無事に終えられた事は満足です。今回も雨の中応援&撮影してくれた妻に感謝です。
チームメイトがE2カテゴリーで3位入賞と、6位と言う好成績を出したこともうれしかったですね。雨もいつの間にか上がり、一路福島を後にし、神奈川へ夜の9時ごろ無事に帰宅しました。
新潟造船自転車部でもいつか「実業団」に挑戦したいですね。次は7/28にまた実業団レースがありますので、またレポートしたいと思います。
それでは。