新潟造船自転車部活動日誌

三井E&Sグループ、新潟造船株式会社の自転車部のブログです。自転車部を通して、会社の発展に貢献していきます。自転車部社員絶賛募集中です。

新潟造船自転車部の活動を綴っていきます

乗鞍サイクリング旅行

渡邊です。

 

お盆休みを利用して、8/12~14と長野県は乗鞍に夫婦で旅行に行ってまいりました。今回は10日が仕事、15日から仕事の為この三日間で天気に恵まれるかが心配でした。ちょうど台風が接近しておりましたが、奇跡的に影響が無かったので乗鞍へ出発です。

 

11日に境川でバンク練習をして、その後宿泊しておりました。山梨県甲府と言えば桃の一大産地。ちょうど収穫期という事もあり、まずは山梨で桃狩りを楽しみ、おいしい桃も頂きました。

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重くて大きい桃です。

それから信州は松本へ移動。信州山形村にある「唐沢そば集落」により、おいしい手打ちそばを堪能…しようと思ったのですがお盆という事もありどの店も大大大行列!これを待っていたら乗鞍では日が暮れてしまうと泣く泣く諦め。お盆はどこもすごい人でですね。 

昼食は軽くおやきとコンビニで済ませ、乗鞍へ到着。まだ15時なので頂上まで行けそうです。雲が有り山頂は見えませんが、妻と共に自転車で登頂を開始します。妻は初めての乗鞍。私は過去何度も来ており、大会で数々入賞したことも有るので熟知していますが、乗鞍の天気は本当に変わりやすい。乗鞍バスターミナルの時点で標高は1500m、一般車通行禁止となる三本滝駐車場まで6km、標高1800m、ゴールの畳平まで距離21km、標高はなんと2700mになります。

1500mの時点ですでに息苦しく、体も動きにくい。標高が2000mを超えると本当に苦しい!しかし雲の中に入り、気温は13度と涼しいを通り越して少し寒い!妻もかなり嫌がりましたが、明日晴れるかわからない山の天気ゆえ、頑張って登ってもらいました。初日から乗鞍登頂成功です。夕方で雲の中という事もあり、寒くて長くはいられないので上着を着てすぐに下山です。下山用装備は私が2人分鞄に背負って登っていたのでいい練習になりました。

 

さっそく今日の宿に入り、乗鞍の温泉に浸かり暖まります。白骨温泉が近くにありますが、同じく硫黄の白く濁った温泉が乗鞍の温泉になります。硫黄の温泉が好きなんですよね、関東にはあまりないので珍しいです。弥彦の岩室温泉も硫黄泉でしたね、過去に弥彦ロードレースに参加した時に浸かった思い出があります。

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乗鞍の宿の温泉はみんな手作りです。

宿でお腹いっぱいご飯を食べたら星を見に散歩です。標高が高く、夜はクーラーが要らない涼しさです。残念ながら曇りで星は見えませんでしたが、一足先に夏の終わりを感じる涼しさの中散歩するのは神秘的でした。

 翌日、見事に快晴!気温は朝から25度、これなら山頂も暖かいはずです。

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山頂が見えます!

今日は山頂からさらにハイキングで山を登ります。下山装備に加えて、靴や食料飲み物を背負い、更なる負荷をかけて登ります。妻はもちろん手ぶらです。昨日と違い景色を堪能しながらゆっくりと登ります。かつてはレースの為や練習のために一人や仲間で来ていましたが、こうやって夫婦で来ることが出来るとは思ってませんでした。そして頂上から山を登ろうなんて思いもしませんでした。

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標高2600m地点、雪渓が暖かいと大分溶けてしまいます。

1時間半かけてゆっくりと登り、山頂に到着です。ここ岐阜県堺の畳平パーキングエリアにこれるのは、バス、タクシー、営業車、自転車、徒歩のみです。一般車両は通行止めなんです。かつては通れていたようですが、いつのころからか通行止めに。この山岳道路を自転車で走り、景色を楽しめるのは本当にありがたい事です。

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乗鞍畳平です。

見渡す限りのつづら折り、スタートしたバスターミナルが見えるのが乗鞍の魅力です。

 

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はるか先にスタート地点が望めます。

畳平バスターミナルまで自転車で登る人はたくさんいます、が。ここから登山をする人は本当に稀です。自転車乗りは自転車以外の遊びを知らない人が多いためです。私もかつてはそうでしたが妻と出会い、夫婦でいろいろな遊びをするようになりました。午後の予定も有るので、お手軽に1時間程度の山岳ハイキングを楽しみます。2700mでも20度近く有り、半袖で十分の天気です。乗鞍でこんな天気がいいなんて自分の記憶にあまりありません。山頂からはいろいろなハイキングコースがあり、バスで来れることもあり老若男女たくさんの人です。バスを待たなくていいのも自転車の利点ですね。

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快晴です。

 大雪渓と呼ばれる万年雪を携える乗鞍岳は、森林限界の上にあり、荒野のような景色です。まるでヨーロッパアルプスのような景色に見入ります。車の宣伝に使われるようなスカイラインもあります、が一般車両は走れません。自転車で走っていると道路に熊の糞が落ちていたりします、猿や鹿も。熊にも猿にも走っていて遭遇したことが有ります、それぐらい人の手が入っていません。

 

頂上には鶴ヶ池と呼ばれる池があり、深い緑色をした美しい色をしています。

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鶴ヶ池、満水の時は鶴に見えるそうです。

裏手に見て魔王岳を登ります。岩場なので足元に注意して登頂します。

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岩山なので気を付けて登ります。

頂上からは360度パノラマの絶景ですが、そうしてる間にも雲がかかったりコロコロ天気が変わります。

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清々しい景色に圧倒されます。

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パノラマ写真を撮ってみました。

山頂でしばし休憩し、軽食。こんなところで食べると何でもおいしく感じます。

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魔王岳です。

名残惜しいですが、下山します。妻をこんな天気のいい乗鞍に連れてこれて、本当に良かったです。

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安全に注意して下山しましょう。

下山して、午後からは沢登にチャレンジします。乗鞍の雪解け水は15℃、とても冷たいので、ウェットスーツを着て沢に入ります。冷たくて寒いくらいです!長く入って居られません。時々泳いだりしながら沢をガイドの案内の元登りますが、結構ハードです!かなりの急流もあり、ボルダリングもあり、滝つぼダイブ等もあり、凄くアクティビティです!ガイドの方がところどころで写真を撮ってくれます。3滝ツアーコースという事もあり、最後は滝の下で記念撮影。真夏にしか楽しめないシャワークライミングでした。

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激流を登り、滝つぼに飛び込み、滝に打たれる!

そして夜は昨日見れなかった星をみに再度チャレンジしてドライブをしますが、台風の影響で曇天に。乗鞍の満天の星はまた次回ですね。

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運動後の乗鞍スイカはとてもおいしかったです。

翌日は朝から曇り、いよいよ台風の影響が出てまいりました。朝食前に軽く自転車で二人で練習し、宿で朝食を済ませ、温泉に浸かり、朝から神奈川へ戻ります。お盆のラッシュが始まる前に帰りたいので、東京を通過しなければならないので旅行から帰るときはいつも朝から帰らなければなりません。渋滞さえなければ…。新潟の方々は市内の渋滞以外ないと思うのでうらやましい限りです。

 

無事に神奈川へ帰宅したのが16時頃。明日からの仕事に備えて、また日常の生活に戻ります。また仕事を頑張って、自転車旅行をしたいと思います。

 

それでは。